さて、2つ目のご質問、
② どうして人は動じてしまうのですか?
なんとも奥深いですね。
動じる、ということは、動揺して
平常心が保てなくなる
ということでしょうか。
頭が真っ白になりパニックになってしまう人もいるかもしれません。
呼吸も浅くなって息も苦しいですよね…。
まず、生き物は敵と対峙した時に防衛の反応をします。
相手が自分に危害を加えるかもしれない存在と認識すると、
恐怖や不安や焦りなどを感じると脳の扁桃体が興奮し、アドレナリンなどのホルモンが分泌されて呼吸も心拍数も上がります。
これは自律神経系の交感神経の
「戦うか逃げるか」という働きによるものです。
野生の動物は、相手が自分や仲間の命を脅かす存在と分かったら、
吠えたり噛みついたりして戦うか、もしくは一目散にその場から逃げたりしますよね。
相手が敵ではないことが分かるとホッとして何事もなかったかのように安心します。
ただ、敵が怖すぎて
「戦ったらいいの?逃げたらいいの?どうしよう、助けてー!!」
と頭が真っ白になってパニック状態でフリーズし、感情も体の感覚も低下してしまう時もあります。
パニックになっても直ぐに立ち直ることができれば良いのですが、
これが積み重なったり、常に小さなパニックを起こたりしている状態になると、
ちょっとした事で心も体も反応してしまい、毎日がとても過ごしにくくなります。
できれば、平常心で冷静に相手と向き合いたいですよね。
なかなか難しいですが、私もそう在りたいです
次回は、どうやったら平常心でいられるか?
について書いてみようと思います。
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